ライブは盛り上がってた

旧コラム

前の続き。

リハーサルも終わり、本番。こいつらが出て来る。1曲目「おじさんおばさん」。さっきのそのままじゃねえか。歌詞が「おじさんおばさん」「おじさんみたいなおばさん、おばさんみたいなおじさん」しかねえ。何なんだこれは。

一体誰を盛り上げようとしているのか謎のダンス曲。当のおじさんおばさんたちには受けるはずも・・・、あれ、爺さん婆さん、結構のってるぞ?一緒に両手を上げて頭上で組んで踊っている。やるね。

次、「モアイ大好き金城さん」。モアイってのは模合と書いて、簡単に言えば、沖縄で行われる定期的な飲み会だ。沖縄の模合の風景に全くそぐわない、ユーロビート、テクノ的な曲。

「金城」は沖縄では「佐藤、鈴木」みたいな代表的苗字。「君も金城にならないか?」の歌詞は深い意味を持っている?曲は、一度聴いたらもう二度と忘れないインパクトを持っている。

「真栄田岬」は、沖縄中部のシュノーケルのメッカである真栄田岬の、ぎらぎらした太陽と夏空、透き通る海、極彩色の熱帯魚、多くの人出で賑わう和やかな雰囲気、からは全く似ても似つかわしくない、「津軽海峡冬景色」のような演歌。

「デオドラントラブ」、今度はポップス。制汗剤のCMで使ってくれと言わんばかりに媚を売った曲で、「8×4」とか歌詞にある。英語の部分はおそらく「working out(うまく行く)」と言っているが、明らかに「腋臭」と聞こえるように歌っている。

(続)

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