下には下

旧コラム

職は表現、の続き。

勤勉はそんなに美徳か?強制されて然るべきものか?憲法には確かに勤労の義務があるが、守らなかったところで罰則規定がある訳じゃねえ。そんなものに縛られて生きていて楽しいか?

恥ずかしながら、俺は餓鬼の頃からエリートの類で、大学に入るまではこういう世間体に縛られていた。良い大学に行って良い会社に就職して、安定した生活を送って家族を作る、これが理想の人生と教えられて育って来た。

早稲田大学は俺が行っていた高校と比べると馬鹿が多い。世間で持て囃される大学もこんな程度か、と感じた。塾で生徒をたくさん受け持つうちに、世の中にはいくら教えても絶望的に出来ない奴がいることも理解できた。

パチやスロを始めてこの思いは確信に変わる。世間にはどうしようもない奴らがたくさんいる。だが、こんな連中でも生きている。大して努力もせずにね。つまり、人間、生きていくのにそんなに労働する必要もない、ということだ。

傲慢と言われても構わない。今まで接することが少なかった下の社会を覗くことで、上から目線で世界を見るようになった。簡単に言えば、下には下がいる、という安心感。

このせいで、楽になった。高校までは俺の周りは皆優秀だったから、常に厳しい戦い、いや連戦連敗、日々負け戦だな、ばかりで疲れる。下なんて見ている暇もなかった。

(続)

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