漢字で書け

旧コラム

煽り、の続き。

いきなり話題が逸れるが、「宝くじ」、この表記が俺は気に食わない。「宝籤」と書け。漢字で書けるものは極力書くべきだ。新聞などでは常用漢字以外は平仮名で表記する。だが、これが気持ち悪くて仕方がない。例を挙げよう。

語い(語彙)、ら致(拉致)、範ちゅう(範疇)、破たん(破綻)、完ぺき(完璧)、ち密(緻密)、隠ぺい(隠蔽)、付せん(付箋)、軽べつ(軽蔑)、失そう(失踪)、はく奪(剥奪)、辛らつ(辛辣)、ねん挫(捻挫)、かい離(乖離)、憂うつ(憂鬱)など。

漢字の熟語が片方だけ平仮名。小学生かよ。こんなんなら、漢字でしっかり書いてルビを振った方がましだ。因みにルビ、漢字の上の平仮名のことだが、これはルビーから来ている。

昔イギリスでは、活字の大きさを呼ぶのに、数字ではなく、宝石の名前を当てていた。その活字の大きさの一種類がルビー。日本では読み仮名を振るのにこれを使ったことから、ルビ、と呼ばれるようになったそうだ。

こういう漢字と仮名が混じる熟語には大反対。非常に読み辛いんだよ。そして醜い。漢字で書くべき。確かにこれらの漢字を手で書け、と言われたら難しいかもしれない。実際、「籤」「疇」「鬱」なんてのは多くの人間は書けないだろう。

(続)

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