隣人と仲良く、は難しい

旧コラム

前の続き。

島内にバスはあるが本数は少ないので、レンタカーが良い。起伏が非常に激しい島なので、自転車は向いていない。曲がりくねった山道や長いトンネルも多いので、原チャリやバイクでも怖そうだ。

奄美大島の行政区分は5つ。奄美市、龍郷町(たつごうちょう)、大和村(やまとそん)、宇検村(うけんそん)、瀬戸内町(せとうちちょう)(加計呂麻島、与路島、請島を含む)。

喜界島は喜界町になる。奄美市は名瀬市と笠利町(かさりちょう)、住用村(すみようそん)が2006年に合併してできた、比較的新しい市。

位置は、奄美市笠利が島の北部、龍郷町がその西側、島の中心部が奄美市名瀬、東部が奄美市住用、島西部が大和村、島南西部が宇検村、島南部が瀬戸内町。

地図を見るとわかるのだが、奄美市笠利は奄美市の飛び地になっている。これは間にある龍郷町が合併を拒否した為で、龍郷町は東西を奄美市に挟まれる格好。この辺は仕方ない、人間皆が皆、仲良くはなれん。

そもそも、奄美市は奄美大島の市町村全てが参加して、島全体で一つの市になることを目標としていた。だが、次々に離脱が出て、この通り。何か残念な話だ。

そう言えば、8、9年前、フェリーに乗り合わせた奄美の女から、島の地域ごとの仲の話などを聞いた。言葉である程度どこの出身かもわかるようなことも言っていた。その辺もあって、島で一つに、というのは難しいのかも知れない。

(続)

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