戦国も戦前も同じ

旧コラム

前の続き。

歴史が好きなのは構わないが、歴史上の人物の誰かに肩入れして善悪の思い入れを持つのは愚の骨頂だと思う。俺は会った人間に対してしか善悪の評価はしない。歴史なんて、後の世の人間によって好きに解釈できる。

それに、現代ではメディアも多様化しているから、大河の視聴率も著しく悪化している。だから大河如きがそれほどの影響力を現在持っているとも思えないから、それで洗脳とか、心配は不要かもね。

だがな、少し言わせろ。戦国時代の武将は賞賛されるけど、こいつらは皆、隙あらば余所の領土をがんがん侵略してやろう、っていう野望を抱いた人殺し野郎ばかり。

これを賛美するのは良くて、戦前の日本を賛美するのは駄目とか、ないんだよね。日本だって多国に分かれていた、それが戦国だ。それを、侵略しまくって統一した。

この侵略がさらに先に向かうのは自然の理。秀吉の朝鮮出兵、当然だと思うね。その後、韓国併合、満州国建国、ごくごく自然の流れじゃないか?天下布武、国内で達成できたら次は海外、当たり前だ。

つまり、信長を賛美するならば、戦前の日本も当然賛美されて然るべき。結果的に負けたから、それを咎めるのは致し方ないが、それは戦略などの不備を問題にすべきであって、この他国侵略の方針自体には何らの咎はない。

(続)

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