給料日前の妖怪・その1

旧コラム

今日あった出来事を。こういうのは、ホットな時に書いた方が気分が乗るからな。

朝からパチ屋へ。夕方頃の話。隣に来た親父が、俺が下皿プレイを繰り返している脇でさくっと出して、帰ろうとした。が、自分のポケットをあちこちまさぐり始めた。何かなくしたか?煙草?ん?

周りのサンドを確認しているな。カードか。現金が残っているカード。俺の隣に移動してくる前にどこかしらに忘れたか。ま、こういうのは大体店員が確保している、大丈夫だろう。

後ろのババアが、店員を呼んで聞いてみろ、とアドバイス。で、店員が来るが、ないようだ。後ろで店員と客が集まって、がさがさ下を探したり、打っていてうざい。

結局見つからなかったのか知らんが、とりあえずカウンターの方へ行った。6、7千円ぐらい残っていたとか言っていたな。あーあ、ちょっと出て興奮して、サンドのカードを忘れたか。ぱくられたってことはないと思うけどねぇ。

これはこれでおしまい。しばらくしてから。後ろで打っていたババアが俺の隣に座った。うぜぇな。ん?何か話し掛けている?何か差し出した?100円玉?

「600円あるから、30枚に交換して。」?!、即座に俺は断る。こいつは面倒なことになる、と一瞬でわかった。まず、小銭を見知らぬ人に頼んでまでスロットのコインに交換しようということは、札が1枚も財布にないという状況のはずだ。

その財布に残ったなけなしの小銭までもコインに替えて打とうと言う神経の持ち主、これはやばいだろう。係わり合いになることは絶対に避けたい。

(続)

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