嘲笑

ちょっと前だが、松島と飲んでいる時に、「この仕事をやっていると性格が悪くならないか?」と聞かれた。こいつはまだこの生活も長くはないのでね。俺はもう取り返しがつかないが。

で、そりゃもうね、完全に歪みますわ。俺の文を見りゃわかるだろうけど。人を見下した、鼻持ちならない感じ?

こうなるのは必然だね。まずこの稼業、客と客の勝負になる。おいしい台をいかに確保するか。となれば、常に人を出し抜こう、罠を仕掛けてやろう、ってことを考えるわけでね。

人が糞嵌りしているのをみれば、「あれ、明日おいしいだろうな。もっと下まで行っとけ。」と思うし、良さそうな台の客が頻繁に携帯で時間を気にしている様子があれば、「ぼちぼち空くな。早く会社に行った方がいいぜ。」なんて考える。

それで、勝ってしまうってのも原因。俺らのような人種から見れば、こんな遊戯に金を突っ込んで負けて帰れて平気なのが理解できない。

これがたくさんいるもんだから、もう、世の中阿呆しかいないんじゃないか、って気にすらなる。だから、人を舐めてかかるようになる。常に見下しているような。

わかっているなら直せよ、という話だが、そんなつもりは毛頭ない。だって、餌の気持ちはわからないからね。焼き肉屋で、牛の気持ちを考えながら食うのか?という話だ。

そんな阿呆の世界で、阿呆面下げて朝からいる阿呆。目糞鼻糞を笑う。一般人からすれば、朝から並んでいるこの阿呆は嘲笑の的だろう。

阿呆達が朝から、さらに阿呆達を笑う。その声が響き渡れば・・・。

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