ペカリに反応しない島・その2

旧コラム

呼ばれたんで店員が来る。おばちゃんに「どうしました?」と尋ねる。

普通、店員も、バットやハイビスカスがビカビカ光っているんなら、こんなことを聞かずにさっさと揃えて帰るんだけど、ジャグなんて馴染みがないからね。

内地出身の我々はそれを見ながらニヤニヤ。いやいや、左下のGo!Go!が光っているんだけど。このランプに反応しない光景は沖縄ならでは。

とりあえず、店員もボーナスを狙ってみる。左にバーが止まった。中右にバーを狙う。無論揃わず。店員も首を傾げて、インカムで上の店員に連絡を始める始末。

もう面倒なんで、俺が手を伸ばして揃えた。その後も二人でニヤニヤ。逆に、ペカッた後に、1枚掛け中押しでブドウ抜きをするような輩が並んで打っているのは、沖縄からすれば異様なんだけどね。

この左下のランプ、点滅ならすぐわかったのかな。ま、少なくとも、このランプに反応しない人間がこの島には多数いるということだ。

良く考えりゃ、バットもハイビスカスもGo!Go!も、台にたくさんついているランプの1つに過ぎないわけでね。片やこれをしょっちゅう撫で回しているジャンキーもいれば、片や何の反応もしない人間もいる。傍から見れば面白いもんだ。

この島では、左下が光っている台が拾えるかも知れんね。台数はそう多く入ることはないんで、今までのところまだ一度もないけど。

あと、最近、新しい蛙の台を見つけたんで、これで拾えないかも見回り中。こちらも台数がなく、まだ拾えてない。

文化、って言えるような高尚なもんではないが、地域の違い、面白いもんだ。

(終)


コメント

PAGE TOP
タイトルとURLをコピーしました