【九州紀行・40】「元祖」は無用

ラーメンの世界では往々にして「青は藍より出でて藍より青し」と言うのがある。二郎の本店がいまいち評判が良くなかったり、「吉村家」よりも評判の良い家系があったり。弟子が師匠を越える、ってのは珍しい話じゃない。

別に、ラーメンに限らんか。弟子が師匠から受け継いだ技を磨いてより良い物にする、それが人類の進化の歴史だしな。逆に言えば、「元祖」「本家」なんて方がろくでもなかったりする。そんな肩書に縋らなければ生きて行けない、と言う事の裏返しだ。

ここの「元祖」は旨かった。これだったら、「元祖」とか付けず、「長浜屋」で勝負した方が良いよ。「周辺にも沢山ラーメン屋はありますよ?どうぞ味比べして下さい。」ぐらいの態度の方が器の差を見せ付けられるし。師匠なんだから、それぐらいに構えようぜ。

今回は梯子はせず、ここ「元祖長浜屋」のみだから、他の近隣類似店舗の味を食べ比べていないから分からん。でも、この元祖は他と比べて並びも多かったし、味はオーソドックスだけど値段は500円だし、十分満足。土曜の朝だと言うのに繁盛していた。

替え肉、ってシステムは面白いね。最初に付いてくる肉自体、かなり味付けが濃くてしょっぱい。最初はこれを浸さずに食いながら、スープを味わう。徐々に浸して、味の変化を楽しむ。替え玉をすると必然的にスープが薄まるから、この替え肉をする事で、スープに塩気を足す、なんて感じ。

今回俺はやっていないんだけど、なつさんから話を聞いて、ふーん、と感心した。博多系のラーメン、結構食い歩いたつもりだったけど、こんな「元祖」の基本的な事も知らないとは、修行不足だな。

(続)


外観はビルの1階で、風情などはない。

純粋な博多ラーメンって感じだね。

ラーメン500円。これがラーメンの適正価格だよ。倍は絶対におかしい。

鹿児島に向かう途中のサービスエリア。

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