【九州紀行・21】呼子の烏賊

呼子へ向かう。佐賀は平地が多いな。そこまで山がちな地形じゃない。田舎は田舎だが、ぽつぽつと集落が点在している。もうこの時期の水田は刈り取った後。時々青いのもあったが、それは刈り取った後から生えて来ているらしい。冬は越せないので、肥料にするそうだ。

ちょろっとミチヲの親族の家に寄ってから、山を越えて呼子へ。秀吉が朝鮮出兵の時に本陣を築いた肥前名護屋城とか、興味のある物はあちこちあったが、今日は時間が押している。

海が美しい。日本海って荒れた黒い海のイメージだが、穏やかで透明度が高い。河豚とかが海岸から見える。橋を渡った先にある海上レストランの「歳香亭」で烏賊を食う事に。呼子には烏賊を出す店は腐るほどあるが、ミチヲによると、ここが御勧めと言う事だ。

烏賊の話をしよう。日本で一番有名な烏賊の産地と言えば、函館だろう。ただ、烏賊にも種類があって、函館の多くは鯣(するめ)烏賊。日本各地で多く揚がる種。その中でも、函館のは別格と言われる。俺も活け造りなどを食ったが、確かに旨かった。何でも、日本海と太平洋の交差点に位置するのが良い原因らしい。

じゃあ、呼子は?となるが、それとは種類が違うので比べられない。こっちのは剣先烏賊。ただし、呼子では槍烏賊と呼んでいたりもして、紛らわしい。他の地域で言う槍烏賊とは種類が違うから、正確には剣先烏賊としなければならない。

この剣先烏賊は、烏賊の中でも高級。障泥(あおり)烏賊と剣先烏賊は高いそうだ。だから、比較的安価な鯣烏賊と比べるのは間違っているし、もしどうしても比べるなら、高級な剣先烏賊である呼子の方が上になる。

烏賊の種類の違いだから、それは味の好みになるだろう。今年の5月に福島で鯣烏賊と槍烏賊を食べ比べた時は、俺は槍烏賊の方が好みだった。鯣烏賊は苦みがある。

(続)


刈り取られた後の田。

呼子大橋を渡る。

海の透明度は高い。

さて、活烏賊を食うよ。

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