葛藤・6

管巻き

勝手に、「これくらいなら他の教科と両立させてでも出来る筈だ」とこっちが一方的に思い込んでいるだけで、オーバーワークを課している可能性は必ず付き纏う訳で、実際に出来るかどうかと言う検証をしていない。

受かった生徒はこれだけ出来た、と言う事は簡単だが、そいつが単なる例外の出来る生徒であった事は否定出来ないし、何よりもまず、講師自らがやって見せないと。そうでないならば、「今週の課題はこれ、絶対にやって来い!」なんてのは、もしかしたらオーバーワークかも知れない訳で、こんなの、無責任極まりない。

その検証は自らを持って体現すべきだ。だから、常に、自分の受け持ち教科だけではなく、複数の教科を含め、合格出来る体制にあって然るべき。

「私は英語の教師なんで英語の課題は沢山出します、でも、他教科がどれくらい忙しいとか知りません。兎に角英語はしっかりやって下さい。」、こんなの、糞だと思うのよ。他教科に対して掛かる時間も自ら把握した上で、その苦労を分かった上で、課題も絞らないと。

この辺が、多読とかって糞みたいな方針に対しても思う事。読めば読むほど出来る様になるよ、当たり前、語学なんてそんなもんだ。だが、それは数学に置いても、解けば解くほど出来る様になるのと同じ。

数打ちゃ当たるみたいな姿勢は教育者として恥。だから、自分自身が常に他教科も含め受験のレベルに立って、合格出来るレベルを現状維持した上で、そこから必要な事を、最低限しなければならない事を、限りある時間の割り振りをどうしたら良いか、示してやらないとならない。

(続)


魚はそこそこいたんだけどなあ。

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