【メモ消化・2】パチ屋の御疲れ様

管巻き

この稼業だと、偶々同じ店にいた場合、閉店後に別れる際はこの言葉を交わす。閉店時に出玉を流した際に店員から言われる事もある。俺も同業の連中間では使うのだけど、何かいつも引っ掛かっている。違和感が強い。

根本的な定義の問題な気がしている。飲み会後に「御疲れ様」ってのと同様。だって、遊んでいる訳だよな、飲み会。疲れるのは変。仕事に対して「御疲れ様」は分かる。御互い、仕事を労う、当然よ。

パチ屋で「御疲れ様」が変な気がするのは、このせい。いや、これが稼業の同士だからね、「御疲れ様」で正しいんだよ、その通り。ただ、こう言うって事は「これが仕事です」と宣言している様な物、つまり、僕らパチプです、と宣言しちゃっている様な気がして。

パチ屋で自ら「プロです」なんて言う阿呆はまずいない。聞いた話だが、白髪のおっさんは店員に自ら宣言しているらしいが。なんでそんな格好悪い事を堂々と自慢する様に言えちゃうかな。失笑、苦笑、他人事ながら顔から火が出る思い。

メリットがない。どこの店だろうが「プロ御断り」とある以上、自らを出入り禁止にして下さい、と宣言している様な物だ。少なくとも「プロです」と名乗ったら、その時点で店側に出入り禁止にされても文句は言えない。

だから、パチ屋での挨拶の「御疲れ様」に違和感があるんだな。「プロ」と名乗っちゃっている様な気がして。店員から「御疲れ様です!」と言われると、ちょっとどきっとする。「プロの方ですよね、御仕事御疲れ様でした!」と言われている様な気がして。恥ずかしい。

「御早う御座います」が「早起きですね」の意味を最早持っていないのと同様、「御疲れ様」にも労を労う意味は最早ないと言う事を理解はしているが、何か引っ掛かるんだよなあ、俺だけ?

(続)


ペルーは特に多い様だ。

大統領になった藤森もいるし。

顔も日本人。

こう言うのも面白いもんだ。

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