本質・3

管巻き

もう少し。本質なんてものが本当にあるのならば、例えば野球だと、皆同じバッティングフォーム、ピッチングフォームになる筈なんだよ。

でも、多種多様。相当に違う。本質とかいう奴は、これをどう評価するのだろう。ホームランを打つ事を目標にするならば、実績を考えて、皆、王の真似をすべきだろう?でも、あのフォーム、全く現在は流行ってないな。

オーバーハンドもいれば、サイドもアンダーもいる。ピッチングの本質と言う物がもしあるならば、これだけ変わって来るのはどう言う訳なんだ。

速球でごり押しする奴もいれば、カットボールしか投げない奴もいる。フルタイムナックルボーラーなんてのもいる。こんなに変わるって事は、人それぞれ、こう言う他ないだろう?

コーチがさあ、例えば野茂が、俺はこれで成功したんだ、黙って俺のピッチングフォームを真似ろ!、こんな事言いだしたらやばいだろうよ。誰が聞くんだ。皆あのフォームで出来るかっての。

教える方は、相手に合わせて柔軟に指導している筈。山田久志が教えたら皆アンダースローになる訳じゃねえ。王が指導したら皆一本足打法になる訳じゃねえ。

本質ってのがもしあるとするならば、人それぞれのベストを引き出せ、って事だろうね。


座間味の港。鯨のモニュメントがある。

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