【教材レビュー24】広く浅く

旧コラム

それに、俺自身が目指すところは、ジェネラリスト。分かりやすく言えば、広く浅くの知識を持つ人間。対義語はスペシャリスト、つまり、狭く深くの、特定の知識の専門家だが、それを目指すならば学者になるべきでね。

だから、先程挙げた様な難解な本、これらを読む気は無い。法学や哲学に入れ込む気は全く無いし、宇宙の話なんて俺の及ぶところじゃない。基礎物理学ですら四苦八苦する文系人間だからね。

広い深い知識を身に付けられるのが一番であることは言うまでもない。だが、「広さ」と「深さ」、どちらを重要視すべきかと問われれば、俺は間違いなく「広さ」だと答える。「深さ」を求めるのはその次で良い。

まず広範な知識を獲得して、その上で、特に自分が興味を持てる分野を深くしていこう、こういうスタンス。視野が狭くなると様々な弊害が出るからね。学者に変人が多いと言われるのはこの辺に原因があると思われる。

俺はそうはなりたくないので、様々なことに興味を持つ。でも、大した知識じゃないから、上辺だけの、薄っぺらい、軽い人間だと思われるだろうな。でも、それでも良いよ。

どの分野でもそこそこの話は出来る、ってのが目標。その理由は、こういう、飲んでの管巻きが楽しいから。酒の席では様々な人間と接する。その際に、広い知識が無いと、首を突っ込めない話題が出て来る。それはつまらない。

(続)

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