【和食12】過程と結果

旧コラム

現在の沖縄のように、文化が食われつつある状況で、これに対する反発が無いと言うのは驚きではある。沖縄独立を掲げるような奴もいなくはないが、無視して良い程度の勢力。この島は牙が無くて、統治する方は楽で良いな。

馬鹿にしているようだが、そればかりでもない。まあ、確かに馬鹿にはしているのだが、そうではない面もあるよ、ってこと。結果的には正しいと俺は考えているから。自分たちの文化が廃れたとしても、それに反発すべきではない。

後述するが、俺は文化の融合を歓迎する立場であり、現在の沖縄の文化から沖縄色が薄まりつつあることを是としている。だから、沖縄で反対運動が起きないことも、当然、喜ばしい。

ただ、思うのは、その過程だ。人間のレベルを3段階、低中高に分けたとしよう。低レベルは、何も考えず他の文化を受け入れてしまうだけで、そこに抵抗はない。抵抗するほどの文化的バックボーンを持っていないから。

中レベルは、様々に思考した結果、多文化を拒否する。自らの立場が中間層であるが故に、現在の生活は現在の微妙なバランスによって成り立っている。そこに変化を加える者を排除する方向に働くのも当然と言える。

高レベルは、経済的な余裕も教養もあるので、考えた結果、他文化との融合は、全世界の流れを考えれば、もはや避けられないものであることを悟り、それを受け入れる方向へ行く。

(続)

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