予約は山田

旧コラム

8月27日木曜。今日から内地の友人、山田が来る。塾講師時代の後輩で、俺の偽物。顔の系統が同じなんだよ、紛らわしい。実際、多々間違われているからな、仲間内ですら。俺自身でさえ、写真を見ると確かに似ているな、と思う。

なので、それを利用して、俺は風俗に行く時はいつもこいつの名前で予約している。予約の際に「山田」って名前は非常に便利。聞き間違えられることはないからな。

例えば「沖島」だと、あまりない苗字なんで、電話だと「浮島?」とか「木島?」とか、聞き返されて面倒。そういう点で「山田」ってのはまず他に間違われない。佐藤、鈴木、高橋、あたりも使い易いか。

しかも、沖縄だと内地ではメジャーなこの辺の苗字が少ないというのもメリット。沖縄では、比嘉とか大城とかだと、「どちらの?」ってなるから下の名前まで必要になってしまう。

だが、「山田」なら大丈夫。内地の場合は予約で複数「山田」がいる可能性もあるからフルネームで聞かれるかも知れんが、沖縄の場合には余りいないので、これで済む。沖縄では予約は「山田」、これがお勧めだ。

さて、山田が来るので家を片付けて、と言っても片付けるほどの荷物はないのだが、一応掃除などをして、到着する夕方に空港へ迎えに行く。飛行機内で病人が出て出発が遅れたとかで、多少待たされる。

(続)

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