崎原海岸

旧コラム

前の続き。

再び細い集落の道路を抜けて、崎原海岸へ。途中の高台からの色が素晴らしい。これは沖縄にも十分引けを取らない。このビーチまで来るのは結構大変なのだが、多少人はいる。それでも沖縄に比べれば全然いない方だが。

止まっている車のナンバーを見る限り、地元の人にも人気のビーチのようだ。近くには数棟、ペンションが建設中だった。今後は増えるかも知れないな、この美しい海なら。

この崎原海岸は湾内にあるので波が比較的穏やか。この時は台風が接近中で風がやや強く、島の東岸のビーチは波が荒かった。それと比べると、ここは泳ぎやすい環境。

泳ごうか迷ったが、まだあちこち観光しなければならない。とりあえず先に行って、時間があったら戻って来よう。しばらく車を走らせて、急な坂道を上って、蒲生崎に。

奄美大島には平家の落武者伝説がある。壇ノ浦の戦いで敗れた平氏の一族とその家臣が、落ち人として逃げ延びて定住したという伝説は全国各地にある。その一つが奄美のこれ。

平資盛(平重盛の次男、平清盛の孫)は壇ノ浦で死亡したというのが定説であるが、奄美の伝承によると、生き延びて喜界島に3年滞在した後、弟の有盛、従兄弟の行盛と合流して、奄美大島にやって来たことになっている。

(続)

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