記憶を飛ばさず帰る

旧コラム

このアバウトさが良い、の続き。

2軒目、心。ダイニングバー。酒の種類が豊富。「長雲長期熟成」はちょっと癖がある。俺は普通の方が好み。つまみに名物の油そーめんを頼んだのだが、ラーメンが出て来た。ここのは汁ありのようだ。

沖縄のソーミンチャンプルーも、汁無しが基本だが、汁ありのを出す店もある。味は悪くなかったが、量がちょっと多かったな。1軒目で結構食ったし、腹一杯。

時間的にまだ大丈夫だろう。明日の観光に差障らない程度にはしておかないとな。3軒目、The S Springという店。ここはスナックというよりキャバだな。この島では一番大きい店。働いているのも内地から来ている女性ばかり。

1時間程度飲んで、色々情報を得る。小笠原諸島に2年間住んでいた女の話は興味深かった。いずれ小笠原諸島にも行ってみたいものだ。別な女からは三線の話を。沖縄と奄美では音色が違うそうだ。奄美では三味線と呼ぶ。

ぼちぼち帰るか。宿にもこの日はすんなり帰れた。飲み始める前は、船でだらだら飲んでいたせいか、今日は軽めに、などと思っていたが、酒が入れば突然元気に。それに旅行だし、気合が違う。何か、モードが切り替わる感じがする。

見るもの聞くものが新鮮だからだろう。この日など、ビールは最初の1杯だけで、あとはずっと黒糖焼酎30度ロックを飲んでいたのだが、意識ははっきりしている。心頭滅却すれば火もまた涼し、ということだ。

(続)

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