奄美の日照時間

旧コラム

前の続き。

奄美の年平均気温は21.6度、那覇の23.1度よりは若干低い。特に冬場は、那覇が1月の平均気温が17.0度なのに対し、奄美は14.8度。冬場の寒さは少し厳しい。

意外なのは日照時間。この島の年間の日照時間は日本で2番目に短い。南国のギラギラした太陽をイメージしていたから、これは驚きだ。北からの冷たい気流と南からの暖かい気流がこの奄美付近でぶつかる為、雲が多いのが原因。

日照時間は、全国平均が1897時間、一番短い山形県新庄市が1323、二番目の奄美市が1360、一番長い甲府市が2183、東京1877、那覇1774。那覇も全国平均を下回っている。

とはいえ、奄美の日照時間が少ない時期は冬。7~9月の間は平均よりも多い。夏場の南国というイメージは間違ってはいない。ただし、冬場は曇り空続きということだ。観光をするなら夏が良い。

日照時間が短いほど鬱になりやすいそうだ。全般的に日照時間が短い北国ほどその傾向にある。だが、南国の奄美も北国に近いらしい。それは、気温ではなく日照時間が人間の気分に大きく影響するからだとか。

奄美は雨も多い。全国平均の年間降水量が1718mmであるのに対し、奄美は2838。那覇は2041、東京が1529、最高地点は鹿児島県屋久島町で4477、最低地点は北海道北見市常呂町で700。

(続)

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