星砂の浜

旧コラム

前の続き。

鳩間島では、地元の小学生が採取して、集落で売っていた。それでも減らないようだ。鳩間島はまだ観光地としてそこまでメジャーではないからか。でも、こうやって取っていればそのうち危ないな。

有孔虫というのは、現在も普通にあちこちに生息していて、その死骸が星砂だから、常に補充はされる。ただ、採取されるペースが早いと、補充のスピードが追い付かない、というだけ。

浅瀬には蟹などもいた。藻で覆われている小さい蟹、これ、俺はモズクガニ(水雲蟹、藻付蟹)って奴だと思っていたんだが、違った。モズクガニはもっとでかい。この蟹はイソクズガニ(磯屑蟹)、って奴。

自分の体にその辺の海藻をくっつけているんだな。この蟹を捕まえて、その海藻を毟ると、海に戻った後に再び一生懸命くっつけるようだ。それで擬態して海の中で隠れている。この蟹は前に歩くのが変わっているね。

そろそろ時間か。港に戻りチャリを返す。一応シャワーはあって、200円、浴びようかと思ったが、場所が遠いので諦めた。キャンプ場のところにあるので、受け付けからビーチ近くまで歩いて行かないとならない。

帰りの船もフェリーだったので、今回は高速船には乗れず。安座真港に戻って解散。お疲れさん、ウメ家は特に。ミチヲに家まで送って貰った。さて、ぎらぎらの太陽の下、汗もかいたしね、シャワーを浴びて水分補給に出掛けますか。

(終)

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