基地が自然を守る

旧コラム

名護を100万都市に、の続き。

こちらにだんまりを決め込むならばそれは片手落ち、ダブルスタンダードだ。だが、那覇空港への反対は全く聞こえて来ない。つまり、辺野古の珊瑚を守れと言う輩は、ただ辺野古に反対する理由の口実として珊瑚を使っているだけだ。

既に沖縄本島の海岸線は埋め立て地だらけ。西洲、豊崎、西崎、潮崎、東浜、中城湾、石川。これだけ開発しているのに、何故今更辺野古の自然環境を守れとか喚けるのか。

今後の西海岸道路計画で西洲から牧港の珊瑚もダメージを受ける可能性が高い。これに反対運動はしないのか?これらは必要だから埋め立てた、とてでも言うのか?

ならば辺野古も必要だから埋め立てるだけ、同じことだ。つまり、必要かどうかの議論をすべきであって、自然環境の保護は論点ではないということだ。必要とあらば今までも珊瑚を散々ぶち壊してきているのだから。

もっとはっきり言おう。逆だ。辺野古の自然の為には米軍基地が必要だ。沖縄の自然の海岸線は米軍基地によってこそ守られている。何を阿呆なと思うならば、グーグルマップで航空写真を見てみろ。

泡瀬通信施設、キャンプコートニー、ブルービーチ、読谷トリイステーション、嘉手納基地西岸、キャンプキンザー。自然本来の美しい曲線の海岸線が残っているのは米軍基地のあるところばかり。

市街地近辺は直線の人工的な海岸線だ。特に顕著なのが泡瀬、嘉手納、キンザー。この周囲が市街地で開発埋め立て済みなのに対し、基地がある部分はそのお蔭で自然を維持できている。

(続)

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