島尻

旧コラム

前の続き。

先へ。島の北側、島尻港に行ってみる。ここから大神島へ船が出ている。1日4、5往復、片道15分程度。大神島は島全体が御嶽なので、観光客がうろうろするのはあまり好まれないみたいだな。

ガイドブックでも積極的には紹介していない。島内には写真禁止の場所も多いようだし。今回は時間がなかったが、そのうち一度は見てみようとは思う。

ここ島尻は「パーントゥ」で有名。悪霊払いの伝統行事で、全身に泥を塗りたくった神の代行が町を練り歩き、泥を人に物に、塗りつけて回る。この泥をつけられると悪霊が取れる、ということだ。

ニュースにもなっているので知っている人も多いだろうが、これ、観光客も遠慮なくやられるので、安易に見に行って、泥を塗られて苦情、って阿呆な事態が起きている。神の代行に暴行した不届き者までいる始末。

こういう祭りなんだから仕方ない、と思えんのかな。郷に入っては郷に従え、特に、伝統行事を見に来るのに、この精神がないなら、何の為に来ているのだか。残念な話だね。見に行く奴は覚悟を持って行ってくれ。

この島尻の辺りは地形が複雑で、マングローブ林もある。奥まで行こうと思ったら結構歩く。マングローブ林は、タイミングが良ければ蟹の大群などが見られるが、そうでないと植物と川を眺めるだけ。俺はこういうのもいいと思うけどね。

さて、ぼちぼち日没。昨晩夜の街を徘徊したところ、この島では深夜に店が少ないことがわかったので、今日は早めにスタートすることにした。

(続)

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